J1アルビレックス新潟は14日、ホームで湘南ベルマーレに3-1で快勝した。

今季最速となる前半8分にFW小野裕二のゴールで先制すると、同32分に好調のFW長倉幹樹が追加点を奪った。前半の2得点はともに中央のスペースを突いてのゴール。攻撃の「幅」の広さを示し、6戦負けなしで10位に浮上した。

サイド攻撃の質が格段に高まったことで、得意とする中央突破の威力が増した。序盤はクロス攻撃でチャンスをつくり、前半6分にDF橋本健人、その1分後にもMF谷口海斗が左サイドからクロスを入れた。ゴールにはつながらなかったが、両場面とも3人がペナルティーエリア内に侵入。クロス攻撃の実効性を高め、ゴールへの期待感も高まった。

Jリーグの公式データによると、昨季の1試合平均のクロス数は11・7本でリーグ最少だった。それが今季は14・1本に増加。クロスからの得点は4→8点に倍増した。そのサイド攻撃を相手も警戒するようになれば、真ん中が空く-。

前半8分、橋本のパスを受けた長倉のスルーパスから小野が押し込んで先制。同32分にも同じように橋本のパスをペナルティーエリア内で受けた長倉が今度は自ら相手DFをかわして右足で蹴り込んだ。ともに右から左に展開し、相手のガードを左右に広げた上で中央のスペースを突いた。

とどめは後半35分。エースの谷口がDF稲村隼翔の縦パスを受けて右足を一閃(いっせん)。今季リーグ戦10点目で、クラブの日本選手では13年のFW川又堅碁以来11年ぶり2人目のJ1シーズン2桁得点を達成した。【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「解析料理」)

新潟対湘南 前半、長倉(右から2人目)のゴールで歓喜する新潟イレブン(撮影・大島享也)
新潟対湘南 前半、長倉(右から2人目)のゴールで歓喜する新潟イレブン(撮影・大島享也)