サッカー現場発

鹿島とスポンサー企業が“協業“スタイルに変貌

鹿島アントラーズが7日、ホーム・カシマスタジアムのキッズルーム(託児所)のリニューアル内覧会を実施した。新型コロナウイルスの影響で利用開始時期は未定だが、ハウスメーカー「アイフルホーム」が手掛ける、子どもたちの理想が詰まった空間がお披露目された。

リニューアルされたカシマスタジアムのキッズルーム。ハウスメーカーが手掛けた本格的な内装が魅力的だ(c)KASHIMA ANTLERS
リニューアルされたカシマスタジアムのキッズルーム。ハウスメーカーが手掛けた本格的な内装が魅力的だ(c)KASHIMA ANTLERS

広さ約30平方メートルのスペースには、抗菌の床材、壁紙が使用されている。入り口には子どもサイズの手洗い台が設けられているほか、子どもが安全に遊べるよう、柱や壁の角を丸くする工夫もなされている。

本格的なおままごとを楽しめるミニキッチン、子どもサイズのソファ&テーブル、書斎風のスペースなど、大人顔負けの本格的なインテリアが設置され、お昼寝ができる畳の小上がりスペースもある。従来の託児所は定員13人の事前予約制だったが、新装後は新型コロナウイルスの状況を注視しながら、あらためて運用方法を取り決めていくという。

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カシマスタジアムにはリニューアルの波が押し寄せている。昨年はLIXIL(リクシル)と共同で、トイレのリニューアルを実施した。また今年7月には、今回と同じアイフルホームのプロデュースで授乳室を新装。鍵付きの個室が設置され、父親も利用できるスペースが誕生した。

前述の2社はいずれも鹿島のスポンサー企業だ。従来の「お金を払い、ユニホームに企業名を載せてもらう」スタイルから、クラブと企業の関係は“協業”へと形を変えつつある。こうした取り組みにより、企業はファン・サポーターへ自社の製品や技術を具体的にアピールすることができる。

今回のキッズルーム新装は、アイフルホーム側からクラブに「何か一緒にできることはないか」と働きかけがあり、クラブが「託児所をリニューアルしたい」と意見を出したことで実現した。コミュニケーションの中で、お互いにとってメリットのあるビジネスを生み出していく、ウィンウィンな関係。鹿島ではスポンサー企業のことを、親しみと尊敬を込めて「パートナー」と表現している。

“協業”の輪が広がり、スタジアムを訪れるファン・サポーターに還元されれば、これほど理想的なことはない。【杉山理紗】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「サッカー現場発」)

リニューアルされたカシマスタジアムのキッズルーム。庭をイメージしたスペースも設けられている(c)KASHIMA ANTLERS
リニューアルされたカシマスタジアムのキッズルーム。庭をイメージしたスペースも設けられている(c)KASHIMA ANTLERS
リニューアルされたカシマスタジアムキッズルームの入り口(c)KASHIMA ANTLERS
リニューアルされたカシマスタジアムキッズルームの入り口(c)KASHIMA ANTLERS

日刊スポーツのサッカー担当記者が取材現場の空気を熱く伝えます。

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