女子アジア杯は20日(日本時間21日未明)、アンマンで決勝が行われ、なでしこジャパンは2連覇をかけてオーストラリアと対戦する。最終調整前に行われた公式会見で、高倉監督は「チームを預かって約2年たつが、本当の意味でのタイトルのかかった試合は、チームも私も初めて。優勝をもたらせれば光栄ですし、選手が勇気を持てるような結果がくれば、成長にもつながる」と語った。

 19日は高倉監督の50歳の誕生日で、取材陣に祝福されると「ちょうど20歳なんですよね」と笑わせつつ「私自身のことはあまり関係ない。選手が(優勝という)プレゼントをくれるのはいいなと思いますけど、まだまだ先に向かって私たちは進んでいる。選手たちがたくましく成長してほしいというのが私のたった1つの願い。明日、みんなで喜べたら最高」と意気込みを示した。(アンマン=松尾幸之介)