なでしこ終盤に痛恨PK オランダに敗れ8強逃す

<女子ワールドカップ(W杯)フランス大会:日本1-2オランダ>◇決勝トーナメント1回戦◇25日(日本時間26日)◇フランス・レンヌ

サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」(FIFAランク7位)は決勝トーナメント1回戦でオランダ(同8位)と対戦し、1-2で敗れ、3大会連続のベスト8進出を逃した。FW岩渕真奈をはじめ選手たちは悔し涙を流した。

高倉監督 後半のチャンスを決めきれず残念。決めきれる力がなかった。フィジカル的に不利なわたしたちが世界で戦うためには技術を高めないといけない。状況判断も。ここで倒れることなく、次に進んでいきたい。来年(東京オリンピック)に向けて立ち上がっていきたい。

まずは前半17分、相手の左CKからニアサイドに走り込んだFWマルテンスに右足アウトサイドでシュートを放たれると、これがFW菅沢優衣香に当たってコースが変わり、ゴール右隅に決まって先制を許した。

それでも徐々に相手の圧力を押し返し、迎えた43分。ゴール前でパスを受けたFW岩渕真奈が鮮やかなターンで相手をかわすと、走り込んだMF長谷川唯に絶妙なスルーパスを通す。長谷川はGKと1対1となり、冷静に右足でゴール右上に決めて試合を振り出しに戻した。

このまま折り返した後半も一進一退の攻防が続く。12分にはMF杉田妃和からゴール前でフリーでパスを受けた菅沢がシュートを放つも、惜しくもゴール上い外れた。流れを引き寄せる日本は19分にもMF中島依美が右サイドから切り込んで左足でゴールを狙う。枠に飛んだシュートはGKの好セーブにあい、惜しくも得点にはならなかった。

勝ち越したい日本は27分に中島に代えて今大会初出場のMF籾木結花を投入。そこから日本はさらに勢いをつけた。籾木が何度もチャンスメーク。後半30分過ぎからは何度も敵陣のペナルティエリア内に攻め込む。だが、後半43分、ミーデマのシュートが熊谷の手にあたりPKを奪われる。マルテンスに冷静に決められて1-2と勝ち越しを許す。日本はロスタイム5分の最後まで懸命に同点を狙ったが、無情にも終了の笛が鳴った。

岩渕は「悔しいです。チャンスの数もあったが負けは負け。このメンバーで、こういう終わり方になり悔しい」と涙を流した。

この試合で日本はイングランド戦から先発3人を変更。1次リーグ第1戦で左足首を負傷していた長谷川のほか、同試合で途中出場していた菅沢とMF三浦成美が先発復帰した。オランダもマルテンス、FWミーデマ、FWファンデサンデンの強力3トップがそろって先発。中盤にもMFファンデドンク、フルーネンらを並べ、ほぼベストメンバーで試合に臨んでいたが、2大会ぶりの優勝は遠かった。

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  • 日本対オランダ 前半、ゴールを奪う長谷川(撮影・山崎安昭)