背番号「10」のMF堂安律(25=フライブルク)が違いを見せつけた。0-0の後半頭から、MF伊藤涼太郎に代わりトップ下で出場。重苦しかった前半の攻撃を一変させた。
後半6分、堂安の右サイドへの斜めのパスを起点にMF田中碧の先制点をお膳立て。2-0の後半29分にはコーナーキックのキッカーを務めオウン・ゴールを誘発するなど、5得点中、4得点に絡んだ。
堂安は「前半のメンバーが相手の体力を消耗させてくれたので。前にシンプルにつけて自分がボックスに入ればチャンスが生まれると思っていた」。先発には初招集のメンバーも含まれていた。ベンチで見ていてスタジアムの雰囲気も緊張に包まれているのを感じていた。「うまいシーンはたくさんあったけど、最後のエゴ、わがままさが欠けていたと思った」。
ゴールに貪欲なストライカーのエゴは自身の持ち味でもある。森保一監督から「攻撃でギアを上げて欲しい」と送り出された。「結果的には5点を決められて良かった。ただ、数字はほしかったですけど」。自身の得点はなかったが、得点に絡む背番号「10」の役割は果たした。
指揮官からは「(トップ下でも)試合中は右に流れてもいいし、FWにいってもいい」と言われており、流動的なポジションで好機を演出。2列目の右のMF伊東純也との連係もスムーズで「初めてにしては良かった」と手応え。アジア杯へ、森保ジャパンに新たな攻撃の引き出しが増えそうだ。

