湘南は今季の象徴するような守備のミスが出て、リーグ戦5戦未勝利となった。

 前半11分にMF菊池大介(24)のゴールで幸先よく先制した。だが、その3分後。防げたミスから流れを失った。

 MF奈良輪雄太(28)がGK村山智彦(28)にバックパス。すると神戸FWペドロ・ジュニオール(29)が村山に猛チャージしてきた。村上の蹴ったボールはペドロ・ジュニオールに直撃。ボールはペドロ・ジュニオールの目の前にこぼれ、FW渡辺千真(29)につながれた。渡辺にゴールネットを揺らされ、あっさりと同点にされた。

 村山は「いい時間に先制点が取れて、いい流れだったのに、自分のミスから失点してしまった。冷静な判断ができなかった。横に蹴るとかできれいれば、事故は起きなかった。まだまだ未熟です。チームに迷惑をかけてしまった」とうなだれた。

 悪い流れは変えられず、同34分に逆転を許した。この日も2失点。これで5試合連続の2失点以上となった。守乱を止められない。失点は5試合でリーグワーストの12になった。