INAC神戸に移籍した元なでしこジャパンのFW岩渕真奈(24)が25日、チームに初合流した。神戸市内で行われた練習で、別メニューながらランニングや軽めのキックなどをこなした。右膝内側側副靱帯(じんたい)を負傷して、3月末に所属していたバイエルンとの契約を解除。帰国後に手術を受け、INACへの移籍決定後は、都内の施設で治療とリハビリに専念していた。

 完全復活を目指す岩渕は「(日本は)暑いですね。ドイツもこの時期は涼しくはないけれど、こんなに湿気がないので、サラッとしている」と汗をにじませながら話した。

 さらに「みんなが練習をしている姿を見て、自分も早くやりたいという気持ちになりました。焦りがないかと言われれば、そうではない。でも、焦らず、自分に言い聞かせながら、やっていきたい。早くチームの力になれるように頑張りたい」と話した。

 8月中の全体練習合流を目指しており、試合出場はリーグ戦が終盤に入る9月末頃になりそうだ。

 チームは現在、リーグ戦で首位の日テレに勝ち点3差の2位。逆転優勝の切り札になれるか注目だ。