1年でのJ1復帰が目前に迫ったJ2湘南ベルマーレは24日、23日に日本列島を通過した超大型の台風21号による記録的な暴風雨で、練習で使用している神奈川県平塚市の馬入ふれあい公園サッカー場の天然芝グラウンドが水没したと発表した。関係者によると相模川沿いにあるグラウンドは、川から大量の水が流れ込んだ模様。平塚時代の99年8月にも集中豪雨のために当時、使用していた大神グラウンドが冠水したが、当時を知る関係者も「今回が、史上最悪です」と驚きを隠せなかった。

 グラウンドは大量の泥と漂着物がたまり、クラブではこの日、公式ホームページで復旧ボランティアを急募。クラブ職員、サポーターら約50人で除去作業を行った。29日の岡山戦で昇格と優勝がかかるチームはこの日、場所を人工芝グラウンドに変更して練習。25日は岡山戦を行うホームのBMWスタジアムで練習し、クラブ職員、ボランティアらによる除去作業も引き続き実施される。