ベストメンバーでカップ戦の勝ち上がりを狙う。北海道コンサドーレ札幌は今日6日、天皇杯初戦となる2回戦、MIOびわこ滋賀戦(札幌厚別)に臨む。

 5日、同会場での前日練習では9対9のミニゲームを行い、備えた。今月唯一の公式戦には、リーグ戦の主力メンバーが投入される見込み。ミハイロ・ペトロビッチ監督(60)は「天皇杯はカテゴリーが違うチーム同士が戦う大会だが、毎回どこかしらでサプライズが起こる。我々は明日のゲームを勝ち上がらないといけない」と、JFL相手にも万全を期す。

 昨年、チームは指揮官が言う“サプライズ”に泣いた。初戦でいわきFCに2-5で敗れた。当時福島県リーグ所属だった相手に黒星。格下のカテゴリーに金星を許す、同じ屈辱を喫するわけにはいかない。シャドーでの先発が予想されるFW都倉は「一発勝負なので結果を求められる。ピッチで全てを出し尽くせれば」と闘志を燃やした。

 MFチャナティップや三好、FW菅は国際大会出場で不在だが、最善を尽くす。「気を引き締めて戦いたい」と、ペトロビッチ監督。快勝を呼び込み、第15節時点でリーグ5位の好調な実力を見せつける。【保坂果那】