ヴィッセル神戸は8日、法政大学経済学部教授で同大スポーツ研究センター長の杉本龍勇(たつお)氏(48)が、来季からフィジカルトレーニングーアドバイザーに就任すると発表した。契約期間は1年間で、親会社が同じプロ野球の楽天イーグルスでも同職を務める。

杉本氏はクラブを通して「プロ野球選手、プロサッカー選手は、アスリートの中でもポテンシャルが高いなという印象です。速く走るのはもちろんですが、野球にしてもサッカーにしても走るだけではないので、他のプレーへの連動性も含め、からだの使い方などもアドバイスしていければと考えています。『走る』という動きの中から、両チームのプラスになれるように頑張ります」などとコメントした。

杉本氏は92年バルセロナ五輪100メートル、400メートルリレーに出場。リレーではアンカーを務めて6位に入賞した。05年には清水のフィジカルコーチに就任するなど、さまざまなJリーグクラブで活躍。清水時代の教え子元日本代表FW岡崎慎司とは専属契約を結び、日本代表MF堂安律らも指導している。