J1浦和に、横浜から移籍加入したDF山中亮輔(25)が、日本一への貢献を誓った。16日、埼玉スタジアムで行われた新体制発表会に出席。「わくわくしている。シーズン開幕が待ち遠しい」と力のこもった言葉で話した。

昨年11月に日本代表に初選出されると、国際Aマッチ初出場となったキルギス戦では前半2分に左足ミドルシュートを決めた。“日本代表最速デビュー弾”で大きなインパクトを残した。

さらなるステップアップを心に決めての移籍だ。「マリノスだと、ある程度プレー機会を計算できる」。主力として横浜を支えたい気持ちと悩んだが「自分にとっては(出場が約束された状況は)よくない」。少しでも油断したらポジションを取られてしまう環境に身を置くことが、レベルアップにつながると判断した。「厳しい競争が待っていると思うし簡単に出られるとは思っていない」。

浦和が今季のアジア・チャンピオンズリーグ出場権を獲得したことも、移籍を決める後押しになった。「まずはキャンプからアピールして、試合に出場して勝利に貢献できるように全力でやっていきたい」と、新天地での活躍を誓った。【岡崎悠利】