北海道コンサドーレ札幌FWジェイ(36)が13日、熊本市内の病院で鼻骨骨折の整復術を受けた。沖縄キャンプ中の11日にJ2琉球との練習試合で相手と接触し、鼻を強打。

試合後に那覇市内の病院で検査を受けた結果、鼻骨骨折と診断されていた。佐川和寛トレーナー(42)は「11日は祝日だったため専門医がいなくて、今日あらためて病院に行って整復してもらった」と説明した。

負傷した琉球戦では1トップで先発。22分に接触後ピッチに倒れ、痛みでしばらく起き上がれなかった。鼻からは大量の出血があり、止血するため抑えたタオルやユニホームが血だらけになるほどだった。ベンチのミハイロ・ペトロビッチ監督(61)からは「無理するな」と、交代の指示が出たが、本人がOKサインを出したため、26分からプレーを再開し、1本目の45分間、試合に出ていた。試合後、病院へ向かう前には「大丈夫だよ」と笑顔を見せていた。

この日採寸したフェースガードは2日ほどで完成予定で、23日湘南との開幕戦(BMWス)の出場は可能。当面は装着してのプレーになるが、佐川和寛トレーナーは「大丈夫です。本人もやる気なので」と問題視していない。開幕直前の主力の負傷でヒヤリとさせたが、大きな影響はない見込みだ。