大分トリニータは13日、大分市内で約2時間、11対11の実戦形式の練習などを行い、攻守の戦術理解度を深めた。

川崎フロンターレから期限付きで新加入のFW知念慶(24)が、1トップで存在感を示した。広島から新加入した2列目のFW渡大生(26)と連係し、攻撃の起点になるなど順調な仕上がりを見せた。全体練習後は、撮影された映像で動きをチェック。さらに個人のシュート練習で精度を磨いた。

昨夏ヴィッセル神戸に移籍したFW藤本憲明(30)や、今季から横浜F・マリノス移籍のFWオナイウ阿道(24)が務めた大分歴代のエースストライカーのポジションへの期待に応える自信はある。16日のルヴァン杯から始まる今シーズンへ、知念は「プレッシャーはあるが、考えすぎず楽しみ、2桁ゴールを挙げたい」と声を弾ませた。片野坂知宏監督(48)も「藤本やオナイウに代わるぐらいのことをしてくれればいい」と期待されており、昨季を15点上回るリーグ戦50得点を目指すチームの起爆剤になる。