Jリーグは25日、新型コロナウイルス感染拡大を受け、来月15日までの全公式戦を延期すると発表した。県勢のJ4チームでは、計12試合が対象。

試合の代替開催日、及びチケットの取り扱いは追って通知される。清水エスパルスの公式戦は、26日のルヴァン杯名古屋戦を含む5試合が延期。練習後に選手たちに通達され、驚きが広がった。

ピーター・クラモフスキー監督(41)は「国民の安全が最優先。延期の判断を尊重している。早く普通の状態に戻れることを祈っている」と話した。26日は練習に予定を変更。中断中は試合形式のメニューを組み込み、体調を維持する。FW金子翔太(24)は「ポジティブに準備期間が増えたと考えたい。再開時に良いパフォーマンスを見せたい」と前を向いた。

クラブも対策を講じてきた。8日から練習後の写真撮影や、サインなどのファンサービスを一時中止。23日のJ1開幕戦(対東京)では、各入場ゲートに消毒液を設置するなど、感染予防に努めてきた。

来月18日のリーグ第5節・横浜戦(午後7時、アイスタ)から、公式戦再開を予定している。約3週間の中断。不測の事態に直面したが、チーム力の底上げにつなげる。【古地真隆】