ヴィッセル神戸は1日、トップチーム関係者1人に新型コロナウイルス感染症の陽性反応が出たことを発表した。関係者の詳細は明かされていない。会見の予定もないという。

クラブは3月30日に、元日本代表DF酒井高徳(29)に同ウイルス感染症の陽性反応が出たことを発表したばかりだった。クラブでは2人目。

新たな感染者となったトップチーム関係者の経過は次の通り。

◆3月31日 午前8時、チームドクターの判断により兵庫県内の病院にてPCR検査を実施。発熱及び、せき、味覚、嗅覚障害の症状はなかったという。

◆31日 午後9時、検査の結果、陽性判定。発熱及び、せき、味覚、嗅覚障害の症状はなかったという。

チームは7日まで11連休中で、当初の予定では7日から練習を再開する予定ではいたが、酒井が感染したことで先行きは不透明となっていた。そこに新たな感染者が出たことで、チームの早期の再始動はほぼ困難になる可能性が高い。

クラブは「引き続きヴィッセル神戸として保健所の指導のもと濃厚接触者の特定、トレーニング施設のいぶきの森球技場の消毒等に努めてまいります。なお、今後のスケジュールや調査結果に関しては、Jリーグ及び兵庫県、所轄の保健所とも連携し、適切なタイミングで公表をいたします。また、いぶきの森球技場の再開に関しても、選手、スタッフの健康状態を確認し、所管保健所の指導のもとに、運営の再開を予定しております」とコメントを発表した。

クラブは前日に、神戸市内の本拠地ノエビアスタジアム神戸やクラブハウスを封鎖するなどの対応を行ったばかりだった。