Jリーグは1日、クラブ代表者らによるウェブ上での実行委員会を開催した。

ヴィッセル神戸DF酒井高徳らJリーグ関係者から感染者が出ている。村井満チェアマンは「予断を許さない状況だがJ3では4月25日、J2は5月2日、J1は5月9日を目指し、最大限の準備はしっかり行っていく中で世の中の趨勢(すうせい)もみて判断していく」との方針をあらためて示した。緊急事態宣言が出た場合は、該当エリアかどうかで観客の有無など地域差が生じるのを想定しつつ開催への準備を進める。

上位を優遇する理念強化配分金を見直すなど、各クラブの財政基盤安定を優先させる方針を確認。若手育成を目的に今季導入予定だったエリートリーグ(予算1億6000万円)の実施を中止してクラブへの補てん金に充てること、債務超過や3年連続赤字の場合にクラブライセンスを剥奪する現行制度を適用しないことにも合意した。