北海道コンサドーレ札幌は29日、韓国代表GKク・ソンユン(25)が韓国・大邱へ完全移籍すると発表した。母国の兵役の関係で今季限りで札幌を退団する予定だったが、半年前倒しして帰国することになった。

札幌入りした15年から正守護神として活躍し、6シーズンで167試合に出場した。だが今年3月にバセドー病が判明し、復帰を目指してリハビリに励んでいた。

クはクラブを通じて「新型コロナウイルスで大変な状況ですが、このようなお知らせになり申し訳ないと思っています。今シーズン、頑張って皆さんと一緒に戦って、チームの目標であるACLやリーグタイトルを目指して頑張りたかったのですが、自分には国の義務があります。早く戻ってきたいという思いがあり、予定より早く帰国することに決めました。皆さんにご理解いただきたいと思います。韓国のチームでは、人間として選手としてもっと成長して、いつかまた札幌に戻ってきてプレーして、皆さんと熱い試合をしたいです。コンサドーレに来るまではベンチにも入れない選手でした。僕の能力を信じて加入させてもらって、開幕戦から起用してもらいました。そこから皆さんに応援してもらって、自分の人生が180度変わるくらい、いろんなことがありました。この6年間は忘れません。ありがとうございました」とコメントした。