J1清水エスパルスMF石毛秀樹(25)が、復帰戦へ意欲を示した。25日は静岡市内で行われた練習に参加した。

11対11のミニゲームでは、左サイドバック(SB)やトップ下でプレー。前線への飛び出しから得点を決めるなど軽快な動きを見せて「コンディションも戻ってきた」と手応えを示した。

今季からSBを主戦場としている。2月のリーグ開幕・東京戦(1●3)では、左SBでフル出場。今季掲げる攻撃的なスタイルのキーマンの1人とみられていた。しかし、リーグ中断中の6月の練習試合で右ハムストリングを負傷。肉離れと診断されて全治2カ月の長期離脱を強いられた。

その後は順調に回復し、全体練習にもすでに合流。開幕戦以来となる公式戦出場を目指す。離脱中はスタンドから試合を見守り「自分たちのスタイルを確立して勝つのが理想。その点はもっとピッチで追求できると感じた。自分が入って『変わった』と思われるようなプレーをしたい」と決意を固めた。

次節は29日、アウェーで首位の川崎Fと対する。石毛は「前線に絡む回数を増やしたい」と力を込める。サイドから強敵の牙城を崩してみせる。【古地真隆】