北海道コンサドーレ札幌に来季加入が内定している法大GK中野小次郎(21)が、次節10月3日ベガルタ仙台戦(札幌ド)でホームデビューを見据えた。

29日、札幌市内で2日間のオフから明けたチームの練習に参加。26日アウェー・ヴィッセル神戸戦(0●4)でJ1初出場を果たした若き新戦力は、2度目のチャンスを狙い「一人の札幌のキーパーとして、チームを勝利にどうやって導けるかというところ、戦力として勝ちにいくというところを見せられたら」と意気込んだ。

4失点のホロ苦デビュー戦で得た収穫と課題を成長につなげる。正式に先発を告げられたのは当日朝だった。「いつ出てもいいように準備はしていた。そんなに緊張することなく、自分の力を出すだけだと思って試合に臨んだ」と落ち着いてプレー。攻撃の組み立てにも参加し、プロの世界でも通用すると、手応えを感じた場面もあった。試合後、周囲からは防ぐのは難しい失点だったと励まされた。それでも「僕の中では止められるシュートもあった。そこを止めていかないと勝てるキーパーにはなれない」と、悔しさを募らせる。

札幌本拠地に、J1初の2メートル選手が初お目見えするか。リベンジを目指す中野小は「ゴールをどれだけ守れるかというところを重点的にやっていきたい」と出場に向けてアピールする。【保坂果那】