元日本代表FW大久保嘉人(38)が、15年ぶりに復帰したセレッソ大阪で合格の実戦デビューを飾った。

宮崎キャンプ5日目の4日、今季初の練習試合を徳島と実施。変則3本勝負となり、2本目の途中から計60分プレーしたレジェンドは、得意のドリブルから右足で豪快に放ったシュート1本に終わったが、存在感は十分に示した。

「60分もやれたことが大きい。焦らず、けがに注意していけば大丈夫。徐々に上げていきますよ」。周囲は今季加入組が中心で、得点になるようなパスが1本も来なかった。「もどかしい展開で、今までのオレなら切れていた」。だがチーム最年長は的確にポジショニングをとり、不発に終わるも2-1の勝利に貢献した。同じく復帰初戦となったレビークルピ監督は「ベスト布陣を判断するのは早い」と明言し、大久保の開幕切符の可能性は十分に残されている。