セレッソ大阪のレビークルピ監督(68)が1日、J1リーグ再開初戦となる2日のサガン鳥栖戦(ヤンマー)へ、「先発は11人全員入れ替えます」と宣言した。もちろんエープリルフールの冗談だったが、故障者が続出しており、少なくとも従来と違う2選手が先発起用される。

日本代表ウイーク中断前最後となった3月21日湘南ベルマーレ戦(レモンS)で、原川力(27)坂元達裕(24)高木俊幸(29)のMF3人が、同じハムストリング筋損傷で数週間の離脱が決まった。

開幕から全7試合に先発した原川と坂元は、初選出されていた日本代表も不参加に。高木は途中出場での負傷だった。

「3人は残念ながら鳥栖戦は出られない」と説明したブラジル人指揮官だが「サッカーは、けが人が出てしまうスポーツ。これまで私は、けが人が出たことで嘆いたことはない。逆に出られなかった選手には大きな機会。活躍すれば、今まで以上に強くなるのはサッカーでよくあること」と前向きに話した。

具体的な代役選手については「言えない」と明言を避けたが、原川が務めたボランチには、昨季まで主力を務めたMF藤田直之(33)の6試合ぶりの先発が順当か。

坂元が担った右2列目には、FW松田力(りき、29)が抜てきされる可能性もある。過去3試合はすべて途中出場。今季J2ヴァンフォーレ甲府から新加入した選手で、不動の右サイドバックのDF松田陸は双子の兄。ツインズが初めてそろって先発するかもしれない。同じ右サイドでの連係で、双子によるアシスト&ゴールが生まれれば、大きな話題になる。

サガン鳥栖が開幕から6試合連続無失点試合を継続中で、96年横浜フリューゲルスがマークした開幕連続試合無失点のJ1記録に25年ぶりに並んでいる。新記録達成か否かが注目される点には、指揮官は「大阪でそのような新記録は絶対に達成させない。我々は必ずゴールを決める」と語気を強くした。

C大阪は開幕4勝1分け2敗で4位、鳥栖は4勝2分けで3位という屈指の好カード。リーグ2位の13得点を誇るC大阪が、唯一無失点の鳥栖との“矛と盾対決”を制することができるか。【横田和幸】

◆Jリーグの双子 佐藤勇人(MF)と寿人(FW)は06年に日本代表(アジア杯予選)で史上初めて同時出場を果たし、J2千葉時代の19年には同時先発を実現。森崎和幸と浩司(ともにMF)は広島の先発に定着し、04年5月5日C大阪戦で双子による初のアベックゴールを決めた。