女子は藤枝順心が3-0で常葉大橘を退け、10連覇を達成した。
藤枝順心が、危なげなく女王の座を守った。今季は、1月の新人戦がコロナ禍の影響で中止に。中村翔監督(33)は「選手たちは残念だったと思うけど、チームを熟成させる期間と前を向いてやってきた。その成果が出たと思う」と目を細めた。イレブンも“恒例”のナンバーワンポーズを決め、2大会分の喜びに浸った。
前半15分。FW正野瑠菜(3年)が、相手GKの頭上を越す絶妙ミドルでネットを揺らした。「GKが前に出ていたのが見えた。狙い通り」。指揮官も「リズムに乗れた」と評価した先制点で、主導権を握った。
その後も2点を追加すると、守ってもMF三宅怜主将(3年)が、相手のキーマンMF榊原琴乃(3年)に決定的な仕事をさせない。許したシュートはわずか2本。県内最大のライバルを完封で蹴散らした。
それでも満足感はない。18日からは、2枠の全国切符を争う東海総体(愛知)が始まる。三宅は「今年の目標は全国タイトルの奪還。そのためにも、圧倒的な内容で全ての試合を勝ちたい」。正野も「全国を見据えて、練習からこだわってやっていきたい」と気を引き締め直した。【前田和哉】
<女王の壁厚く…>
常葉大橘は2011年以来11年ぶりの優勝には届かなかった。2点を追う後半は、相手陣内で展開。意地を見せたが、決定的な場面をつくれなかった。女王の壁は厚く、無得点で試合終了の笛が鳴った。それでも、後藤亜弥監督(28)は「後半はペースを握れた部分もあった。全国大会には出たかったけど、選手権に向けて良い準備期間ができたと捉えてやっていきたい」と前を向いた。



