来季のJ1残留を懸けた激戦の火ぶたが切られる。
清水エスパルスとジュビロ磐田の「静岡ダービー」が、22日午後4時からIAIスタジアム日本平で行われる。両クラブの順位は清水が17位で、磐田が最下位の18位。互いに勝利だけが求められる一戦は、先制点が鍵を握る。下部組織出身の清水FW北川航也(26)は9試合ぶりのゴールを宣言。【神谷亮磨】
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燃えたぎる思いをピッチで爆発させる。清水の北川は21日、静岡市内で最終調整。この日は練習場に約50枚の横断幕が掲げられた。サポーターの有志が早朝5時半から準備したという。ダービー前恒例の景色だが、北川は「鳥肌が立った。この試合の意味を再確認できた」。下部組織出身選手にとっては、磐田戦は特別な一戦。「勝つことしか考えていない」と言い切った。
出場すれば3季ぶりのダービー。オーストリア1部ラピッド・ウィーンから今夏に復帰し、磐田戦を誰よりも心待ちにしていた。懸ける思いは不変だが、変わったこともある。かつてのチームメートだったMF金子が昨夏、磐田に移籍。互いの自宅に行き来するなど、ピッチ外でも親交が深かった戦友が対戦相手になった。北川は「不思議な気持ちはある」と明かしながらも、「ジュビロに勝つだけ」と同じ言葉を繰り返した。
渡欧前までの対戦では、ルヴァン杯も含めた公式戦で4戦4得点。「いいイメージはある」と自信を見せる。勝てば13位に浮上するが、負ければ自力残留が消滅する。「応援してくれる人の期待に結果で応えたい」と北川。勝てば天国、負ければ地獄。生え抜きの点取り屋はゴールしか見ていない。



