名古屋グランパスが東京・国立競技場でのホームゲームを、取りこぼさなかった。

アルビレックス新潟に1-0で辛勝。3試合ぶりに勝ち点3をつかんだ。押されぎみの時間帯もあり、FWユンカーがPKを外したが、何とか競り勝った。

試合前にビッグイベントを開催した。何と愛知県出身の俳優・松平健が登場。もはや、国民的アゲアゲソング? の定番ともいえる、あの『マツケンサンバ2』を披露。さらに、白い馬に乗って、甲冑(かっちゅう)を身につけて、悠々と国立を移動した。

名作、『暴れん坊将軍』のオープニングよろしく? 完璧な手綱さばき。引かれた馬の後方には、まさに黒子といった衣装のおつきの者がいた。

新国立に馬という、現代では信じられない取り合わせ。

ナショナルスタジアム、国立側は、馬の糞(ふん)に懸念を示したという。ここで、運営側が、水をも? いや糞をも漏らさぬ完璧な態勢を整え見せ場をつくった。

 

絶対に取りこぼさない-。

 

この試合前からの徹底したクラブの責任あふれる精神が、どうやらチームに乗り移ったようだ。

試合は、守護神ランゲラックを軸にした守備陣も耐え、前線からFW永井らが、献身的に走り回り、クリーンシートで終えた。

勝ち点3を取りこぼさなかったことは、今後の上位争いにおいて、極めて大きな意味を持つ。

イベントで、松平は「名古屋グランパス、天下統一!!」とガッツポーズとともに、エールを送った。

5万7058人もの大観衆で埋まった国立で、名古屋は馬糞も、勝ち点3も、取りこぼすことはなかった。