約3カ月ぶりに試合に復帰した湘南ベルマーレGKソン・ボムグン(26)が名古屋グランパス戦に勝利し、感極まった。
あふれる感情を抑えられなかった。後半ロスタイム、ラストプレーで相手のヘディングシュートをキャッチし、試合終了のホイッスルを聞くとボールを大きく蹴ってピッチに突っ伏した。
「試合終わってから泣く方ではないんですけど、今までリハビリしてきたことや治療してきたことが思い浮かんだ。選手としては試合に出ることが当然のこと。そういうのが気持ち的に自然と涙が出てきた」
ボムグンは、8月末に左足舟状骨疲労骨折のため離脱。先月24日に全体合流を果たしていた。同28日のヴィッセル神戸戦に出場したGK富居大樹(34)が負傷し、復帰から2週間で実践の場がめぐってきた。決してコンディションが100%という訳ではない。それでも「100%に戻っていようがいまいが、試合で見せないといけない」と強い覚悟を持って試合に臨んだ。
前半から何度も相手の決定機を阻止。自分たちを上回る19本のシュートを浴びながら、1失点に抑えて勝利に貢献した。「試合を通してコンディションが上がって自信もついてきた。いろんなことを学べる試合でした」と振り返った。
25日には敵地で残留を争う横浜FCとの大一番が控える。「今日と同じく、横浜FCとの試合も必ず勝利を持ってこないといけない。監督コーチの言葉、自分たちを信じれば、自然といいプレーができると思います」。頼もしい守護神が戻ってきた。【佐藤成】



