J2モンテディオ山形がライバルに完敗した。

ベガルタ仙台から「禁断の移籍」後、初の古巣戦を迎えたMF気田亮真(26)とMF加藤千尋(25)。先発出場の気田は「チャンスの中で相手を上回れなかった。守備の堅さがあったが、こじ開けられなかったのは自分の責任」と反省した。また、途中出場の加藤も2本のシュートを放ち存在感を発揮したが、決定機は生み出せなかった。

約3000人のサポーターが駆けつけたが、敗れたチームに厳しい言葉とブーイングが飛び交った。さらに一部サポーターがヒートアップ。試合後、あいさつに訪れた選手や渡辺晋監督(50)らに水を浴びせる事態となった。指揮官は「(サポーターには)悔しい思いをさせてしまって申し訳ない。取り戻す時間はあるので、信頼を取り戻したい」と前を向いた。歓喜と怒声が入り交じるスタジアムをうつむきながら後にしたチーム。この悔しさを絶対に忘れてはいけない。