宿敵との「赤赤」対決で4年ぶり白星をつかみ、首位に返り咲いた。2位鹿島アントラーズのエースFW鈴木優真(29)が、前半14分に先制点。浦和レッズGK西川周作に鬼プレスをかけてパスミスを誘い、奪ったボールを左足で蹴り込んだ。

後半は5万3301人の声援を背にした浦和に猛攻を許したが、日本代表GK早川友基(26)がビッグセーブを連発し、逃げ切りで勝ち点1を死守した。

7試合連続ドローだった一戦で21年以来4年ぶりに勝ち、勝ち点55で並んでいた首位の京都サンガが敗れたため、再奪首した。それでも鈴木は「勝ち点3を取れたことは良かったけど、情けないゲームで、これでは優勝できないですね。はい」と厳しく指摘。チームのために続けた。

「こんだけ先制点を取ってから押し込まれ続けるサッカーでは必ず限界がきますし、もっともっと主導権を握ってやらないと。やっぱりサッカーの本質的な部分で、この大舞台であればあるほど、ボールを受けるのが怖いという選手があまりにも多すぎたと思うし、こういう舞台だからこそ、やってやる、もっともっとボールをよこせ、という選手が出てこないとチームは成長しないと思うし、はっきり言って、ホント厳しいこと言えば、このままだと優勝できないです」

「(得点シーンは)チームとしても浦和さんのビルドアップは隙があると思っていたし、2度追いすればチャンスがあると思っていたので。やり続けた結果、神様が僕にボールをくれたと思ってます」

「(7戦負けなしで、首位。勝てている要因は)今日も苦しい時間帯、全員が体を張って守り切ることは大事。継続していかないといけない。優勝しているチームは、こういう厳しい時間帯をゼロで抑える。その強さは発揮できたけど、僕たちが目指しているところは新たなレベルなので。ここから押し返す、主導権を握る。もっともっと出てこないと。やっぱり90分間、ほぼほぼ守備では苦しいと思っているので。勝ちましたけど、何人の選手が危機感を持って練習からやれるか。僕自身は危機感を持ってます。本当に優勝できるかどうかは僕たち次第だと思っているので。残りの試合、全部、勝ち切って。必ず優勝したいと思います」

鬼木達監督も「このスタジアムでね、前線もそうだし、後ろもそうだし、全員が体を張って。もっともっと攻撃の話をいっぱいしたいですけど、勝つために全員が体を張って、よくやってくれたゲーム」と選手を称賛した。

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