初出場初優勝を狙うFC町田ゼルビアが、シャバーブ・アルアハリ(UAE)を1-0で下し、決勝進出を果たした。25日(日本時間26日)の決勝で昨年の覇者アルアハリ(サウジアラビア)とアジアの頂点を争う。

負傷離脱から復帰したエースFW相馬勇紀(29)が、勢いに乗るチームの急先鋒となった。前半12分、鋭いハイプレスで相手DFプラニッチのミスを誘いボール奪取。そのまま持ち込み、右足で先制ゴールを奪った。

前半40分には左から相馬がドリブルで持ち込み、相手MFカルタビアに倒されPKのホイッスルが鳴った。追加点チャンスを迎えたが、VARチェックからのオンフィールドレビューでPK判定は取り消された。

後半19分にはCKからの2次攻撃を受け、MFギリェルメ・バラにヘディングシュートを決められた。しかしオフサイドで命拾いした。

終盤は押し込まれる時間帯が増えたが、持ち前のゼルビア・カテナチオを発動。3バックの昌子源、岡村大八、中山雄太に守護神・谷晃生らがゴール前で体を張り続けた。後半46分に中村帆高から望月ヘンリー海輝へ交代。直後にアルアハリのギリェルメ・バラにミドルシュートを決められた。

1-1の同点かと思われたが、町田ベンチは猛抗議。交代した望月がピッチに入る前にスローインからリスタートし、ロングボールからゴールが決まっていた。オンフィールドレビューでエバンス主審はノーゴールを認めた。薄氷を踏むような戦いを制し、準々決勝アルイティハド(サウジアラビア)戦に続く2試合連続の1-0(ウノ・ゼロ)勝利を遂げた。

青森山田高で高校日本一を7度(選手権3回、インターハイ2回、高円宮杯プレミアリーグファイナル2回)遂げた黒田剛監督が就任して4年目。異端の指導者に率いられ、3年前までJ2だったクラブが、初出場初優勝という快挙まであと1勝に迫った。

【動画】相馬勇紀、相手ゴール前でパスカットから先制弾!