FC町田ゼルビアが王者アルアハリ(サウジアラビア)に延長戦の末に0-1で敗れ、準優勝となった。まさに死闘となった一戦は、両チームのプライドと意地がぶつかり合った。
後半23分には町田FWイエンギがアルアハリの左DFハウサウィと激しく競り合った後、互いが詰め寄る事態となった。イエンギが体を相手に当てると、ハウサウィは直後にイエンギの顔面めがけて頭突きを食らわせた。
まるで2006年ワールドカップ(W杯)ドイツ大会決勝で、フランス代表のジダンが執拗(しつよう)なマークを受けたイタリア代表マテラッツィの胸に頭突きした時と同じような行動だった。
イエンギはピッチに倒れてもん絶。唇あたりを切り、流血した。主審はすぐさまレッドカードをハウサウィに提示し、敵地の会場は物々しい雰囲気となった。
後半31分にはFW相馬勇紀が左CKを蹴ろうとしたところ、スタンドからはペットボトルや金属物のようなものが投げ込まれ、混乱状態となった。一時ゲームはストップし、相馬は困惑した表情で投げ込まれたものを手にし、主審に身の危険を訴えた。
サウジアラビアでの完全アウェー。町田は相手チームだけでなくピッチ内外の多くの圧力を受けながら、延長戦まで戦い抜いた。



