本田圭佑(33)が実質的な監督として指揮を執っているカンボジアが「死の組」に入った。イラン(FIFAランク20位)、イラク(同77位)、バーレーン(同110位)、香港(同141位)と同じC組。初めて2次予選まで進んだ前回は、日本と同じE組に入り、8戦全敗で1得点27失点と惨敗。本田“監督”の下、まずは歴史的1勝を目指す。

本田が18年8月から就任して以降、10試合で3勝1分け6敗と勝率はわずか3割。選手兼任ということもあり、20年W杯カタール大会アジア1次予選2試合を含む、指揮した全5試合で3勝2敗と、ベンチに入れば勝率が2倍の6割に跳ね上がる。同予選では就任後初の2連勝で2次予選に導いている。

パキスタンとの1次予選2試合は、4-3-3の布陣と先発メンバーを固定した。攻撃は主にサイドから仕掛け、両サイドバックが積極的に攻撃参加。4得点中3得点が左サイドから仕掛けたゴールだった。また、監督の経験値の浅い本田は、スタメンこそ固めていたものの、2試合とも途中出場の選手が得点を挙げるなど、采配がズバズバと的中している。

2次予選進出を決めた後に、自身の有料ブログで「全試合にサプライズを起こしていくってことは僕が求めていること。是非相手を苦しめていく試合を全試合やっていきたいと思います」。2次予選ではFIFAランクがすべて格上となる相手に宣戦布告した。