ベティスとビリャレアルが、MF香川が所属するスペイン2部サラゴサのMFラウール・グティ(22)の獲得に興味を持っていると、サラゴサの地元紙エル・ペリオディコ・デ・アラゴン(電子版)が14日に報じた。

中でもベティスはグティが日々パフォーマンスを上げていることに注目し、来シーズンの中盤の補強に向けて獲得の有力候補の1人に挙げていると伝えた。一方、ビリャレアルの関心はベティスほど強いものではないという。その他、エスパニョールも同選手の動向を追っているとのことだが、掲示できる給与は低いと報じている。

サラゴサの下部組織出身のグティは、今年9月にクラブと2023年までの契約延長を行ったばかりで、年俸は約18万ユーロ(約2160万円)にアップしている。2017-18年シーズン終盤より恥骨炎を患い、2018年8月に手術。昨季は苦しい時期を過ごしていた。しかし、同シーズンのラスト8試合全てに出場(スタメン7試合)し、今季は負傷することなくいい形でスタート。ここまでリーグ戦15試合中14試合に出場(全てスタメン)して1得点2アシストを記録し、フェルナンデス監督にとって貴重な戦力になっている。

(高橋智行通信員)