欧州チャンピオンズリーグ(CL)の決勝トーナメント1回戦敗退が決まったユベントスのアンドレア・アネッリ会長は、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(35)の退団を強く否定した。8日に衛星中継局スカイスポーツ・イタリアが報じた。このインタビューの中で同会長は「ロナウドがユベントスの柱であり続けることを保証しましょう。私は彼がチームにとどまると確信している」などと強調。リヨン戦で2ゴールを挙げたロナウドの来季残留見通しを口にした。

リヨンには2-1で勝利しながらアウェーゴール差で敗れ、欧州CLは16強で姿を消したユベントスだが、セリエAでは9連覇を達成。ロナウドは得点ランク2位の31ゴールを挙げた。新型コロナウイルス感染拡大の影響でクラブが財政難に陥ると、年俸減額にも応じたエースを同会長は高く評価。「今季はほろ苦いシーズンだった。非常に困難なシーズンで9連覇という成果を成し遂げ、歴史を刻んだ。欧州CLの敗退は残念だが、来季に向けた検討に入る」と話した。

4日の仏メディア「フランス・フットボール」によると、ロナウドがクラブの進歩の欠如を不満を抱き、昨年はパリ・サンジェルマン移籍を検討していたと報じていた。しかしアネッリ会長は「あの報道はリヨン戦のタイミングで以前の古い動きがたまたま公開された。メディアのトリックだ」と否定した。