フランス1部パリ・サンジェルマンに今夏退団の意向を伝えたと報じられたブラジル代表FWネイマール(31)をめぐり、9日付のフランス紙レキップが、サウジアラビアのアルヒラルは「獲得の準備万全」だと報じた。
同紙は「ネイマールは、クリスティアーノ・ロナルドとカリム・ベンゼマに続いて、サウジアラビアでサインをする次のビッグスターとなるだろうか?」との言い回しで、アルヒラルの獲得意志を伝え、ネイマール本人の動向にも言及。
「ネイマールがこの夏パリを去る意向を幹部に伝える前にも、サウジアラビアの幹部は選手の周囲に接触し始めていた。しかしここ数日間で、彼らはこの件を加速させ、ネイマールを魅了することを決心したようだ」とし、アルヒラル側が獲得へ向けて全力をあげている現況を伝えた。
ただ、ネイマール本人は古巣のスペイン1部バルセロナへの復帰を望んでいるとみられる。17年に史上最高額となる移籍金2億2200万ユーロ(当時約289億円)でバルセロナからパリへ加入。契約は27年6月末まで残っている。
ネイマールのバルセロナ復帰は、“買い戻す”ハードルもあり、可能性は低いとみられているが、これについて、同紙は「ネイマールは、今シーズン、パリ以外のクラブでプレーをすることを希望」しているとし、「ヨーロッパのビッグクラブにとどまり、可能であればバルセロナへの復帰を望んでいる」とも報じている。
同時に「31歳のネイマールはアルヒラルへの移籍に、扉を閉ざさないが、それほどオープンでもない。それでもオファー金額は、考えさせられるものだ」と揺れているであろう胸中を推察。「このクラブがリオネル・メッシに提案した金額は、2年間の契約で年間5億ユーロだった。ネイマールのケースはこの金額よりも低いが、年間8000万ユーロという莫大(ばくだい)な金額になる」とも分析。
複雑な事情から、同紙は、ネイマールが、アルヒラル移籍を「最優先オプション」とは考えておらず、あくまでも「彼は競争力のある選手権にとどまることを希望しており、2026W杯が頭の片隅にある」とまとめている。(松本愛香通信員)

