サッカーFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会で1次リーグ敗退した韓国代表の洪明甫(ホン・ミョンボ)監督(57)が28日(日本時間29日)、辞任を発表した。
ベースキャンプ地のメキシコ・グアダラハラで記者会見を開き「韓国サッカーを愛してくださり、いつも代表チームを応援してくださった国民の皆様に心からお詫び申し上げます。本日、私は韓国サッカー代表チームの監督職を退くことといたしました」と表明した。
「国民の皆様が期待されていた結果を、最後までお見せすることができませんでした。その責任は全て、監督である私にあります。最後までとも戦ってくれた選手たちやコーチングスタッフ、サポートスタッフ、そして代表チームのために黙々と献身してくださった全ての方々に、心から感謝申し上げます。私は本日、代表チームの監督という座を退きます。しかし、韓国サッカーへの思いまで捨ててしまったわけではありません。我が代表チームが、再び国民の皆様の信頼と愛を受けられるチームへと成長していくことを、心から応援いたします」
韓国は1次リーグA組で1勝2敗の3位。今大会から各組上位2チームに加え、3位チームからも8チームが決勝トーナメントへ進出できる規定となった中、勝ち点や得失点差などで及ばず、27日に2大会ぶりの敗退が決定していた。
FWソン・フンミン(33)やMFイ・ガンイン(25)らタレントを擁しながらも決勝トーナメントへ進めず、韓国国内では批判が相次いでいた。敗退決定後には李在明大統領が自身のX(旧ツイッター)を更新。「予想外の結果に戸惑いを通り越し、呆然とする思い」「無能な人物を指揮官に選抜すれば、結果は火を見るより明らか」などと批判していた。
洪監督はDFなどで活躍した元韓国代表。日本のJリーグでは97年からベルマーレ平塚、99年から柏レイソルでプレーした。04年に現役を退き、09年に代表監督に就任。12年ロンドン五輪では韓国初の銅メダルに導いた。
14年W杯ブラジル大会では1次リーグ敗退に終わって辞任したが、24年7月に10年ぶりに代表監督に復帰。ただ、2度目のW杯指揮となった今大会は突破有力と見られたA組で勝ち点3にとどまり、またも1次リーグ敗退となった。


