日本は決勝トーナメント1回戦でブラジルに敗れ、頂点を目指した戦いをラウンド32で終えた。新しい景色にも最高の景色にも届かず、大会を去った森保ジャパンの連載「見果てぬ景色」の最終回は、担当記者3人が次回30年大会を占う。「JFA2050年宣言」で50年大会までのW杯優勝を掲げる日本サッカー協会(JFA)。そう遠くない未来に頂点をつかむため、次は確実に8強には到達しておきたい。スペイン、ポルトガル、モロッコが共催する「W杯100周年大会」のメンバーを予想する。

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30年W杯も、また新風が吹くだろう。今大会の初選出組は13人。半数が初めて大舞台を経験した。初選出過去最少は18年ロシア大会の12人。次回も10人以上の新メンバーが入るはずだ。

今回の主力は、4年後も主軸を担う可能性は高い。決勝トーナメント1回戦ブラジル戦の先発は、34歳DF谷口彰悟と33歳MF伊東純也を除く9人が20代。21年東京五輪世代を中心に代表に残り続ける中、下の世代の突き上げが必要になる。今回、24年パリ五輪出場組の選出はゼロ。“谷間”世代の躍進は欠かせない。

GK鈴木彩艶のライバルとして、小久保玲央ブライアンを挙げる。20代後半が多いCB陣には、ドイツで修行中の高井幸大が割って入ることを期待。ボランチ、シャドーをこなし、統率力のあるMF藤田譲瑠チマは4年後は序列を上げると予想。今大会は層の薄さを露呈したウィングバックとしてDF関根大輝、シャドーにはMF三戸舜介、1トップには細谷真大の台頭を期待する。五輪出場組ではないが、MF鈴木唯人も次こそ大爆発の予感が漂う。

28年ロサンゼルス五輪世代ながら選ばれたFW塩貝健人、後藤啓介もさらに大きく成長するはず。DF市原吏音ら20歳前後から海外で活躍する若手も多く、4年後の成長が待ち遠しい。パリ、ロス世代が日本の起爆剤になる。【飯岡大暉】