2大会ぶり3度目の優勝を狙うフランス(FIFAランキング3位)はパラグアイ(同41位)を下し、8強入りした。後半25分にFWキリアン・エムバペ(27=レアル・マドリード)がPKを決めて先制した。9日(日本時間10日)の準々決勝で前回大会4位のモロッコと対戦する。

気温34度の暑さの中、フランスは序盤から押し込んだ。パラグアイが5-4-1の布陣で守備を固めたこともあって前半15分過ぎまでボール保持率は80%を超えた。とはいえ、堅守速攻が持ち味のパラグアイとしては想定内。粘り強く守り、逆襲の機会をうかがった。

前半35分過ぎにエムバペがドリブル突破を試みたが、パラグアイ代表MFアンドレス・クバス(30=バンクーバー)に背後から手でつかまれて止められた。この反則にエムバペも両手でクバスの胸を突き、両チームがヒートアップして乱闘寸前に。ただ、その後はエムバペも笑顔を見せてプレーを続けた。したたかなパラグアイの守りに苦しんだ。

それでもフランスは後半もじれずに攻め続け、後半25分に途中出場のFWデジレ・ドゥエ(21=パリ・サンジェルマン)が倒されてPKを獲得。それをエムバペが落ち着いて右足でゴール右に決めた。

エムバペは今大会7ゴール目。得点ランキングでアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(39=マイアミ)と並んだ。

前回の2022年カタール大会で8ゴールを挙げて得点王に輝いたエースは、今大会もこれまで1試合2得点を3度記録しており、通算19試合19得点。最多20得点のメッシにあと1点を迫った。

前回大会は決勝のアルゼンチン戦でハットトリックを達成したが、PK戦の末に敗れて準優勝に終わった。「レオ(メッシ)は昔からゴールを決めてきたし、これからも決めるだろう。彼の活躍は意識しない。重要なのはチーム」と自然体を貫く。

2大会連続得点王となれば史上初だが、チームを3度目の頂点に導くため、ゴールを積み重ねる。

【動画】エムバペが先制のPKゴール 冷静に右隅へ決め、得点ランクで再びメッシと並ぶ7点目

【詳細】フランスが順当に8強入り、エムバペがPKで今大会7点目 ウナヒ2発でモロッコも勝利