パラグアイ(FIFAランク41位)が0-1で前回準優勝のフランス(同3位)に競り負け、16年ぶりの8強進出を逃した。
堅守で相手を苦しめたが、後半25分にフランスのエースFWキリアン・エムバペ(27=レアル・マドリード)にPKで先制点を献上。これが決勝点となった。
ネットで話題となっているのは、エムバペが握手を拒否したかのように見えるシーン。フランスの勝利が決まった瞬間、パラグアイのGKオーランド・ヒル(26)は健闘をたたえ合うように握手を求めたが、エムバペは視線を合わせることなく、何かを叫びながら喜びをあらわにした。ヒルはいら立ったのか、通り過ぎていったエムバペの背中にボールをぶち当てた。
パラグアイ大手紙「ABC Color」電子版は、ヒルのコメントを速報。握手を拒否された場面について「頭に血が上った」と話しているという。
ヒルはこの試合で好セーブを連発。決定的なシュートを幾度も防ぎ「私たちは胸を張って去る。パラグアイはピッチで全てを出し切った」と振り返った。フィールドプレーヤーは激しい接触やラフ行為を連発したが「これがサッカーだ。もし彼らがこういうプレーに慣れていないのなら、どうしようもないだろう? パラグアイとはそういうものだ。タフなチームなんだ。僕たちは『最初の瞬間からピッチで存在感を示し、激しく当たっていこう。もしボールが通っても、人は通さない』と心に決めていた。チームはよくやってくれたと思う」と毅然(きぜん)と話した。
この日はパラグアイの荒れたプレーが相次いだ。前半34分にはMFアンドレス・クバスが、エムバペに激しくチャージ。クバスのファウルとなったものの、怒りをあらわにしたエムバペから両手で突き飛ばされた。両軍が入り乱れる事態となり、会場は騒然となった。


