アルゼンチンのリオネル・スカロニ監督(48)は、本人が辞退しないかぎり、エースのリオネル・メッシ(39)が今後もPKを蹴り続けると明言した。米ESPNが報じた。

同監督は、史上初となる同一ワールドカップ(W杯)で2度のPK失敗という不名誉な記録を作ったメッシについて「第一に、レオ(メッシ)が望めば彼がPKを蹴る。他にも蹴ることができる選手はいるが、彼が蹴りたければ彼が蹴るのだ」と、北中米W杯準々決勝・スイス戦の前日会見で語った。

メッシは今夏の大会で2度のPKをいずれも外しており、2022年W杯までさかのぼっても、アルゼンチン代表としての直近7回のPKのうち4回しか成功させていない。

しかしスカロニ監督は、メッシのこれまでの功績と最近の素晴らしい調子が、この問題について彼自身が決定を下す権利を与えていると示唆した。

同監督はまた、アルゼンチンが3-2で勝利したエジプト戦の終盤にメッシが右サイドへ流れたように、彼が有利な状況を探し求めて自由にポジションを移動できることを改めて保証した。

メッシはエジプト戦でアルゼンチンの先制点をアシストし、その後、同点ゴールも決めている。これでメッシは今大会の410分間で15回のチャンスを創出し、8ゴール1アシストをマークしたことになる。

PKでの苦戦があるとはいえ、過去2回のW杯で36回のチャンスを創出し、15ゴール4アシストを挙げている。メッシの年齢にもかかわらず、スカロニ監督は最近のフィジカル面でのアウトプットに大きな違いはないと見ており、「レオはいつもとほぼ同じ運動量で走っている」と述べている。

同監督は「著しく多く走っているわけでも、少なく走っているわけでもない。違いは、今の彼がやることすべてがはるかに決定的であるということだ。私は何度も言ってきたが、彼がプレーを続けたいと望む限り、彼は最高の選手であり続ける。それが私の信念だ。私が彼の監督だからそう言っているわけではない。彼にまだ意欲がある限り、彼は最高のままであり続けるだろう」と全幅の信頼を寄せていた。