東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)で初優勝を飾った東海大の両角速監督(52)が選んだMVPは、木村大周主務(4年)だった。

優勝から一夜明けた4日、東海大メンバーは日本テレビの情報番組「スッキリ」に出演。司会の加藤浩次からチームのMVPを振られた両角監督は「大会のMVPは(8区で区間新記録の)小松(洋平=4年)でしたけど、苦しいチームを支えてくれた木村が頑張ってくれた」。

MVPに選出された木村は「背中がお父さんに似ている。尊敬している」と両角監督を評し、控えめに笑った。

過酷な練習をめぐり、一時は指導陣と選手が対立した。そんな苦境を乗り越えての初優勝だけに、指揮官にとって「陰のMVP」の存在は大きかったようだ。