男子マラソンの川内優輝(32=あいおいニッセイ同和損保)が秋の世界選手権(ドーハ)に向けた北海道・釧路合宿から本格的“夫婦生活”に入る。

24日、都内であったフジコーとのアンバサダー契約発表会見に出席した。イベント終了後から釧路に渡り、同じく世界選手権代表の二岡康平(中電工)との合同合宿を敢行する。その拠点として借りるアパートでは、5月に結婚した元実業団選手の侑子さんと一緒に生活するそう。今までは別々に住んでいたこともあり、川内は「釧路からが新婚生活になる。本格的に過ごす時間が増えるのかな」と話した。

7月にはゴールドコースト、8月にはニューカレドニア国際と夫婦で挑む。「まだまだ実業団は引退したが、市民ランナーとして選手としては、これからと私も妻も思っている」と口にした。公務員時代にはできなかった夏に涼しい場所での長期合宿。「7月、8月の走り込みが秋以降に生きてくる」。自身は月間800~1000キロを走ることを目指す。

今回、契約したフジコーは空気清浄器などを製造している。侑子さんも春は花粉症に苦しんでいるという。空気清浄器を設置することで「(症状が)緩和され、よりよい記録が出る環境が整うと思う」と話した。