井上大仁、ナイキ新厚底に「懸ける思いを感じる」

  • 準備運動をする井上(撮影・上田悠太)

憧れのキプチョゲとオリンピック(五輪)で戦うために-。男子マラソンで2時間6分54秒の自己記録を持つ井上大仁(27=MHPS)が19日、長崎市内で東京マラソン(3月1日)へ向けて会見。

2時間1分39秒の世界記録を持つケニア代表と「オリンピックで勝負をできるのが一番いい」。その実現には、一般参加が見送られた話題の東京で、2時間5分50秒を切り、大迫、設楽悠らのライバルに勝ち、日本人トップが必要。「日本記録を1つの目標とし、それ以上のレベルを求める。今できる限りのことをし、優勝争いに絡めたら」と意気込んだ。

キプチョゲが非公式レースながら、42・195キロを1時間59分40秒で走った際に履いていたのが、ナイキの新厚底シューズ「エアズームアルファフライネクスト%」の試作品。ナイキは靴底3・95センチとされる話題の靴を、29日の発売を前にトップ選手へ提供している。

その中に井上も含まれている。日本新が期待される大一番で、大迫、設楽悠らと同じように、井上の足元にも新厚底が“装備”される可能性も。

新作の印象を問われた井上は言葉を選びながら、「まだよく分からないが、速く走るためにすごく考えられているのだろうな。2時間切りのプロジェクトを見ても、懸ける思いを感じます」と話した。

井上は40キロ走を含め練習では現行モデル「ヴェイパーフライネクスト%」を使用。全日本実業団対抗駅伝のエース区間4区で新記録を樹立するなどなじんでおり、ほぼ新作は履いていない模様。

どちらを使用するかは直前まで見極める。シューズが大きな注目を集めているが、井上は「結果を出すために靴を選んでいくだけ。シューズがどうこうと騒がれているが、気にしていない。今まで通り走っていくだけ」と語った。【上田悠太】