男子マラソンで自己記録2時間6分45秒の高久龍(28=ヤクルト)が、後輩からの刺激を力に変える。

26日、びわ湖毎日マラソン(28日、大津市皇子山陸上競技場発着)の招待選手リモート会見に出席。膝に痛みがある現状を考慮し「2時間8分台を目標に走りたい。びわ湖は初出場。当日の天候は分かりませんが、風が吹いたり、雨が降り、高速レースにはならないイメージがある。どんなペースでも対応できるようにイメージしている」と心境を明かした。

招待選手の中には、同じヤクルトで切磋琢磨(せっさたくま)する小椋裕介(27)が名を連ねた。この日の会見でも同席し、高久は正直な思いを口にした。

「小椋がハーフ(マラソン)で日本記録(1時間0分0秒)を出したり、見ていて最初は『勝てないな』と思ったけれど『この練習でこれだけやれるなら、俺はもっとやれば走れるな』と自信を持つプラスな部分がある。小椋も僕のことを意識していると分かる。2人でトラックからマラソンまで、全部盛り上げていきたい」

今大会は新型コロナウイルスの影響で、外国出身選手の出場が大幅に減った。日本人が中心のレースで、実力者は存在感を示す。