7年連続16回目の出場で、初優勝に挑む国学院大は4位で往路を終えた。

1区の青木瑠郁(1年)が区間12位と先頭集団から離れてタスキを渡す展開。悪い流れを引き戻す役割を担いたかった2区のエース平林清澄(2年)が、駒大の田沢廉(4年)、中大の吉居大和(3年)、青学大の近藤幸太郎(4年)のトップ争いに加われず、区間7位と浮上できなかった。

前田康弘監督は「学生たちは(往路で)勝ちたいと言っていましたが、ベストオーダーが組めなかった」と明かした。4区に投入予定だった主将の中西大翔(4年)が「いろいろあって」と急きょ出場できず、代役に藤本竜(4年)を起用した。

山に向けてジワリと巻き返してトップと4分差の4位で復路を迎えるが、同監督は「4分はね、1キロ以上ですからね。本当に前をしっかり追い掛けるんですけど、駒沢さんの走力を考えると、言い方は悪いですけど、アクシデントがない限りは埋まる差ではないかな」と見通す。

今季は出雲、全日本と連続で2位。初優勝も狙える位置で大会を迎えていた。同監督は「表彰台の目標は捨てずに、そこは是が非でも取りに行く気持ちで臨みたい。結構、若い子たちを投入するので、その子たちが経験値を上げながら結果を出してもらえればなと思います」と述べた。

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