村田真一

1994年5月18日の広島戦で巨人槙原は完全試合を達成
1994年5月18日の広島戦で巨人槙原は完全試合を達成

巨人槙原寛己が15人目の完全試合を達成した。福岡ドームで行われた広島戦、打者27人を102球で抑え込み、巨人では1950年に第1号を記録した藤本英雄以来44年ぶりの快挙となる。バッテリーを組んだのが81年同期入団の村田真一。5回表、金本知憲の投ゴロの送球を一塁へショートバウンド。緊張していた。6回終了、大観衆の期待が徐々に膨らんでいく。村田が槙原に言った。「男ならやってみろ。やるといったらやるんだ!」。このカツだけは耳に残っていた。最後の打者が一邪飛。槙原は跳ね上がった。村田ら内野陣が駆け寄り、抱き合う。博多っ子が喜んだ。巨人通算7000試合は華やかに幕をおろした。(^o^)

<プロ野球・1994年5月19日掲載>