リオデジャネイロ五輪アジア予選(7日開幕、香港スタジアム)に臨む、7人制ラグビー女子日本代表は6日、香港・ハッピーバレー競馬場内馬場にあるラグビー場で前日練習を行い、50メートル6秒7の俊足エース山口真理恵(26=ラガール7)が初戦カザフスタン戦に重きを置いた。

 「初戦でいい入りをすれば勢いに乗れる。今日はみんな緊張していたけれど、その中でいい練習ができたと思う。笑顔のほうがプレーもうまくいくので、楽しい気持ちで臨みたい」と話した。

 男子は香港大会の優勝で出場権を得られるが、女子は28、29日の日本大会との2戦合計ポイントで争われる。山口は「結果を残さないと、ラグビーが盛り上がるいい影響が出ない。そのためにやってきた」。浅見敬子ヘッドコーチ(38)も「セットプレーは隠し玉がある。スペシャルなプレーを用意しているので、それを落ち着いてできるかどうか」と平常心でのプレーを期待した。遠征メンバーだった、鈴木実沙紀(23=東京フェニックス)、清水麻有(17=高崎ク)が大会登録メンバー12人から外れた。参加チームは日本、中国、香港、カザフスタン、スリランカ、グアムで、総合ポイント1位のみリオ切符が与えられ、2~4位は来年予定の世界最終予選にまわる。

 大会登録メンバーは以下の通り。中村知春(アルカス熊谷)冨田真紀子(世田谷レディース)横尾千里(東京フェニックス)鈴木彩香(アルカス熊谷)小出深冬(アルカス熊谷)山口真理恵(ラガール7)兼松由香(名古屋レディース)加藤慶子(世田谷レディース)鈴木陽子(アルカス熊谷)大黒田裕芽(アルカス熊谷)桑井亜乃(アルカス熊谷)竹内亜弥(アルカス熊谷)