国際オリンピック委員会(IOC)は20日、2012年ロンドン五輪のドーピング再検査で、陸上女子砲丸投げで2位だったエフゲニア・コロドコ選手(ロシア)が禁止物質に陽性反応を示したため、失格として銀メダルをはく奪すると発表した。筋肉増強作用のあるステロイドのデヒドロクロロメチルテストステロンと、成長ホルモンのイパモレリンに陽性反応が出た。

 IOCは最新の分析技術を用いて08年北京、12年ロンドン両五輪の検体を再検査し、違反者の処分を順次発表している。