ラグビーのフランス1部リーグ、トゥーロンから7月1日付けで古巣のヤマハ発動機に復帰したFB五郎丸歩(31)が3日、静岡・ヤマハスタジアムで会見を行った。「日本を出る時から戻ってくるならヤマハだと思っていた。海外で得た経験を生かして、優勝に貢献したい」と意気込みを語った。

 五郎丸は、正確なキックを武器に15年W杯での日本の躍進に貢献。16年2月にスーパーラグビーのレッズ(オーストラリア)、同年8月にトゥーロンに移籍したが、出場機会に恵まれず、国内復帰を決意した。「試合に出ないとパフォーマンスも落ちてくる。これ以上(海外に)いると、パフォーマンス的にも、メンタル的にも難しいなと思った」と説明した。

 日本代表については「意志があるとか、ないとか言える立場ではないが、また日本代表にふさわしい選手になれるように頑張っていきたい」とコメントした。

 今季のトップリーグの開幕は8月18日で、ヤマハ発動機は同日に豊田スタジアムで、トヨタ自動車と対戦する。