女子200メートルバタフライの長谷川涼香(東京ドーム)は後半に追い上げる得意のレース運びで初の決勝進出。昨年のリオデジャネイロ五輪で果たせなかった目標を達成し「ほっとした。決勝ぐらい行かないといけなかった」と安堵(あんど)した。

 決勝に進めるか不安で、準決勝の前に父、滋さんに電話した。「メダルを取る選手がそんな心配している場合じゃない」と励まされて、落ち着きを取り戻せたという。前回大会を制した星奈津美に続くメダル獲得へ向け「周りに惑わされず、やっていきたい」と力を込めた。