フィギュアスケート女子の本田真凜(16=大阪・関大高)が8日、都内のホテルで行われたグランプリ(GP)シリーズの記者会見に出席した。

 GPシリーズデビューは第2戦のスケートカナダ(10月27~29日、レジャイナ)で、第3戦の中国杯(11月3~5日、北京)にも出場。シニア1年目のシーズン本格化を前に「『どの試合でどういう演技をしたい』というより、ジュニアの時と違って、全ての試合で信頼されるようにならないといけない」と抱負を口にした。

 前日7日のジャパン・オープンでは、国際スケート連盟非公認ながらフリー自己ベストの133・41点をマーク。それでも6人中5位と「シニアの壁」を知った。その悔しさを「いつもポジティブなので、悔しさとか緊張も貴重な経験。悔しさを昨日は楽しんでいました」と前向きに捉えた。

 今後は新しいジャンプ構成にも挑戦する予定。やる気をみなぎらせながらも「早く練習がしたいか」と問われ「う~ん…。『(新しいジャンプ構成で)いろいろ試したいな』って思っていますけれど、『練習がむっちゃしたい』って感じではないです」とニッコリ。無邪気な一面も見せた。