フィギュアスケート男子で平昌(ピョンチャン)冬季五輪代表に決まった田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)が28日、地元の岡山県倉敷市で壮行会に出席し「五輪で楽しめるように、今から血のにじむような練習をしていきたい」と意気込みを語った。

 田中は、2010年バンクーバー五輪で銅メダルに輝き、06年トリノ五輪、14年ソチ五輪と合わせて五輪3大会に出場した倉敷市出身の高橋大輔さんが基礎を学んだリンクで小学1年からスケートを始めた。全日本選手権で2位に入り、初の五輪代表を決めた後には高橋さんから「(演技に)気持ちが入っていた」と祝福してもらったそうで「倉敷から4大会続けて出場できたらいいなと思っていたのでうれしい」と喜んだ。

 今後は4大陸選手権(来年1月24~27日・台北)に出場し、五輪に臨む予定。23歳のスケーターは「連戦でも戦い抜けるような体力をつけ、完成度の高い演技を本番で届けたい」と力を込めた。